健康豆知識 
味を感じる細胞

糖尿病で治療中の患者さんで最近味覚が感じにくいという患者さんが増えています。
皆さんはいかがですか?

味を感じる細胞は舌にある味蕾細胞という細胞で、この味蕾細胞が新しく生まれ変わる
際に亜鉛を必要とします。味蕾細胞は活発に細胞分裂するため、
亜鉛が不足すると、味蕾にある味細胞が壊れてしまい、味覚が低下してくるのです。

糖尿病では、味覚に異常を来しやすいとされています。
糖尿病では、この亜鉛の排泄が増加し、逆に亜鉛の吸収は、低下してきて、亜鉛不足になりやすいことがわかっています。
ですから、亜鉛が含まれている食品、たとえば、牡蠣、ホタテ貝、牛肉、レバー、魚介類、チーズ、納豆、うなぎ、アーモンド、わかめ ひじき カシューナッツなど 食べ物で取ることをおすすめします。(取り過ぎに注意してください)
また、糖尿病三大合併症の一つ糖尿病神経障害によって、味覚に関わる神経の障害で、味覚障害がおこってきます。
さらに、糖尿病の患者さんでは唾液腺に変化が起きて、唾液の分泌が少なくなります。唾液が少なくなると味覚を感じにくくなります。そこで、唾液をたくさん出すうまみ成分を含んだ食物をとることをおすすめします。昆布だしや鰹だしを上手にお料理に取り入れて、唾液を十分出すようにしてみましょう。

糖尿病であっても味覚異常を防ぐためには?この対策についてお話ししました。
もちろん、血糖値のコントロールは最重要です。応援しています。

 

足のトラブルと靴について
靴の選び方のポイント

フットケア外来では、タコ、ウオノメ、巻き爪など足のトラブルを抱えた方を診察し、処置の方法を決定しています。
タコやウオノメは痛みをとるために、削って対応しておりますが、一時的に楽になっても残念ながら、ほとんどの方が再発します。なぜでしょうか。
足に変形があったり、合わない靴を履いたりして、同じところが長時間圧迫されて摩擦を受けていると、皮膚はその刺激に対して防御反応を起こします。
角質が増殖し、圧迫や摩擦を受けているところを厚く覆って守ろうとするのです。これが、タコやウオノメです。原因は足に圧迫や摩擦がかかっていることですので、除圧をして圧迫や摩擦を取る除くことが再発予防にはとても大切でしす。
症状が軽いうちなら市販の保護パッドを貼るのも有効です。またインソール(中敷き)を靴に装着して、病変部にかかる圧力を分散させるのは、とてもオススメです。インソールは痛みが緩和するだけでなくて、足裏のバランスが整って足が疲れにくくもなります。インソールは既製品で様々のものが市販されておりますが、目的に応じて適切に使えば、足のトラブルの改善につながります。
オーダーメイドのものもあります。

合わない靴でのトラブルを避けるために靴の選び方、履き方も大切です。

靴の選び方のポイントは以下の通りです。

  1. つま先にゆとりがある。(指先が靴の中で自由に動かせ、足指で地面をきちんとつかむことができる。
  2. 甲周りがあっている(圧迫されず、きちんと抑えられていると足のアーチが保持できる。)
  3. かかと周りがあっている。(かかとがしっかりしていると歩行が安定します。)
  4. 指の付け根が曲がりやすい(足指の付け根の関節と、靴底の曲がる位置が一致していることで、スムーズに歩けます。)

メーカーによってサイズにばらつきがあるため、自分のサイズの前後合わせて3サイズの試着がお勧めです。
軽い靴、脱ぎ履きが楽な靴、柔らかすぎる靴は歩行には向きませんので注意が必要です。
足に負担をかけない靴の履き方としては、
靴紐は着脱の度に結び直すこと、かかとは決して踏まないことが大切です。
タコやウオノメでお困りの方、もう一度靴を見直してみるのはいかがでしょうか?

 

身体活動量
運動強度についてご存知ですか?

一昔前 健康アイテムとして万歩計(歩数計)が流行しました。
今も日々の散歩・WALKING にご利用になられているかたも多いのではないでしょうか。
携帯電話・スマートフォンに万歩計の機能がついているものもあるようですね。

自分が歩いた歩数が記録される、すなはち運動量が間接的に推し量れる、それによって得られる充足感が健康維持につながるのであれば有意義といえるでしょう。

車社会・コンピューター社会の現代人は自ら体を動かす機会が少なくなっているのは間違いありません。マラソンや特定のスポーツを定期的に行っているかたは体を動かすことで自然に健康維持に結びついていらっしゃるかもしれません。

小中学生は学校で体育の授業がありますし、部活動や球技大会やマラソンなど身体活動を日々無意識に実践できているでしょう。

大人の場合、事業所などで朝ラジオ体操を皆さんで行っているところ(消防隊の方など)もおありかと思いますが、一方全く運動と呼べる活動をされない方もどうもいらっしゃると感じています。

多くの日本人は‘運動不足’という病気をもっていて、それがメタボリック症候群(高血圧・糖尿病・高脂血症)やロコモティブ症候群の発症に関与しているといえそうです。
最近 活動量計なるものが売られています。
生活上の動作・運動をひっくるめて体を動かす動作を運動強度でランク付けし、その実施時間で運動量を推し量るという一つの物指しです。

<生活活動>
運動強度
    1 椅子に座る
    2 立ち上がる
    3 歩行・20分
    4 自転車・15分
    5 階段昇降・10分
    6 重い荷物を運ぶ・7~8分


<運動>
運動強度
    3  軽い筋トレ・20分
      バレーボール・20分
    4 速歩・15分
      ゴルフ・15分
    6 軽いジョギング・10分
      エアロビクス・10分
    8 ランニング・7~8分
      水泳・7~8分

運動強度‘3’の活動を1時間行った場合 3エクササイズとなる
1週間あたり 23エクササイズが推奨されるとのこと
あくまで目安ではありますが、日々のご自身の身体活動量をチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

膀胱癌
喫煙がもっとも重要な因子です。

膀胱癌は膀胱粘膜から発生する悪性腫瘍です。臨床症状は血尿、膀胱刺激症状(頻尿、排尿時痛、残尿感等)などです。特に無症候性肉眼的血尿は最も多い症状で、同症状を有する患者さんの13~28%が膀胱癌と診断されたとの報告もあります。性別では男性が女性の約4倍多く発生します。危険因子は喫煙が最も重要な因子で、喫煙者は非喫煙者に比べ2~5倍のリスクがあります。また化学染料中に存在する芳香族アミン類を扱う職業従事者に多く発症するとされました。
診断法は尿検査、尿細胞診、超音波検査、膀胱鏡検査などですが、確定診断は膀胱鏡検査です。治療は表在性(筋層非浸潤性)膀胱癌の場合は内視鏡手術(経尿道的膀胱腫瘍切除術)となります。膀胱癌が(筋層)浸潤性の場合は膀胱全摘(+尿路変更術)の適応となります。リンパ節転移、他臓器転移がある場合は手術の適応とはならず化学療法、放射線療法となります。
実際は表在性(筋層非浸潤性)癌が約7割を占めますので、ほとんどの方が内視鏡治療で治癒できるということです。しかし内視鏡手術しても約半数で再発しますので術後も定期的な検査が必要となります。
検診で尿潜血反応、顕微鏡的血尿等認めた場合は泌尿器科受診をお勧めします。

筋肉もいろいろ
筋肉についてのお話です。

左胸の縦に走るひも状の隆起を心配し来られた方がいました。
そこで今回は筋の破格 変異(variation)についてお話します。
ひとに限らず生物には、一定の範囲内での個体差があります。
平均からの違いを変異(variation)といいます。
時に胸に縦走する隆起があると来られる方がおりますが、これは胸骨筋という破格で、日本人では10%程度の人にあります。
今までにこの隆起で来られた方は2人だけですが、ボディービルダーのように筋を鍛えると多くの方にあることがわかるようです。このような変異は病気ではないので、心配しないでください。

ちなみに腹筋にも破格があり、左右にずれがあったり、盛り上がりの数が違ったりします。

 

 

「透析」について、知って予防!
早期の発見が大切です。

腎臓の働きが悪くなってくると、何とか補わなければなりません。
腎移植、透析療法(血液透析または腹膜透析)など腎代替療法が必要になります。日本でよく行われているのが、血液透析療法です。

◉そもそも腎臓の役割は?
尿を作ることで、尿毒素を捨て、体の水分やミネラルのバランスを保ちます。骨を丈夫に保つことや血液を造ることにも関わっています。
◉透析が必要な状態とは?
腎臓の働きが約1割以下へ低下した場合です。個人差はあるものの、疲労感や集中力低下、食欲不振などの尿毒症症状がみられ始めます。むくみ、重症高血圧症、貧血なども生じます。
◉透析は大変…
血液透析の場合、1回4時間、週3回行うことで、およそ健常人の約1割の腎機能が得られます。食事内容の工夫は必要ですが、日常生活に支障をきたさない状態を保つことを目標とします。中には健常人並みに生活できる方もいますが、決して楽な治療ではありません。
◉どういう人が透析になっているの?
透析開始時の平均年齢は69歳と高齢化が進んでいます。また、日本で透析療法を受けている方は400人に1人くらいの割合です。若い方は少ないので、中高年層にとっては案外身近なものです。
◉透析となってしまう原因は?
1位:糖尿病性腎症43.5%、2位:慢性糸球体腎炎17.8%、3位:腎硬化症(主に高血圧症が関与)14.2%です。4位以下は少数となり、不明が11.3%です。
◉透析の危険を減らすために…
腎臓病は10~30年かけてゆっくり進行するものが多いです。
2位の慢性糸球体腎炎では、初期症状である血尿や蛋白尿を見過ごさないことです。
1位と3位の糖尿病と高血圧症は、暴飲暴食や運動不足など生活習慣も関係します。大切なことは、治療不十分なままで放置したり、自己判断で治療を中断したりしないことです。
特に、糖尿病の方では、定期的に少量の蛋白尿(尿アルブミン)を測定して早期腎症の発見に努めています。

※④⑤は日本透析医学会のデータを引用

簡単体操で骨折予防

運動療法が大切です。

暑い8月の中旬からグズついた天気が続き、気がついたらすっかり秋になりました。
体を動かしやすい季節です。大いに運動楽しみましょう。

ところで 骨粗鬆症という言葉、最近よく耳にする方多いと思います。
この言葉は、骨が弱くなり骨折し易くなった状態を表しています。
現在のところ骨粗鬆症の診断は、①骨密度 ②自身の骨折歴 ③父母の骨折歴 などをもとにし行います。
さて、骨が弱くなり骨折し易くなった状態である骨粗鬆症に私たちはどう向かい合えばいいのでしょうか。
骨粗鬆症の治療にとって、骨の強さを保つための薬物治療と食事療法は確かに大切ですが、実は運動療法もとても大切です。何故なら骨粗鬆症の方の骨折の多くは、自宅での転倒で起こっているからです。日常生活の中で起こる骨折を予防するためには、転倒を予防しなければなりません。
昔手すりなどいらなかった階段の上り下り、手すりに頼るようになってはいませんか。
立ったまま簡単に出来た靴下の脱ぎ着、よろける様になったため座ってやるようになっていませんか。これらは下肢筋力低下とバランス力低下を意味し、転倒しやすくなっていることを示しています。
簡単な運動で、下肢筋力、バランス力ともに向上することがわかっています。
必要時間は短く、道具もいりません。
積極的に取り入れて、怪我のない日々をお送りください。

整形外科  千葉義和

血糖値を良好にするために
欠食をしないようにしよう!!

皆さん、暑くなってまいりました。いかがお過ごしでしょうか?
さて、今日は血糖医を良好にするためのコツを、一つお話しします。

暑くなってきたり、痩せたいなあと思ったりしたときに、一食抜いてしまうことがありますか?
朝ごはんを食べないで仕事に行くとか、昼ご飯を牛乳だけで済ませるとか、です。

実は、私たちの体は、欠食するとその次の食事の時に血糖値がより上昇するということがわかっています。
次のグラフは、健康な人91人を対象に3食とも食べた場合(青)、朝食を抜いた場合(黄)、朝食と昼食を抜いた場合(赤)で血糖値を比較したものを示します。欠食によって一日の総エネルギー量は減りますが、欠食後の血糖値が上がりやすくなることがわかります。

血糖値を良好にするための一つの方法として、毎食バランスよく食べるということが必要です。

内科 医師

肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌の予防接種をしましょう。

みなさん肺炎球菌ってしっていますか?
肺炎を起こす細菌のひとつです。
一般的に肺炎をひき起こす病原菌としては、肺炎球菌が全体の35%を占めるといわれていて、肺炎原因菌としては頻度が多い細菌です。
現在、この肺炎球菌にはワクチンがあり、ワクチン接種にて肺炎球菌による肺炎を80%くらい予防することができるといわれています。また、高齢者では、この肺炎球菌ワクチン接種にて肺炎による死亡率を減少させることができるといわれています。
日本呼吸器学会では、65歳以上の高齢者および2~64歳で糖尿病がある方に対して接種を推奨しています。腎不全の方も、ワクチン接種が勧められています。
また、肺炎球菌ワクチンは、効果が徐々に低下していくため、5年ごとの再接種が推奨されています。65歳以上、糖尿病のある方、腎不全の方は、5年ごとの再接種は積極的に行ったほうが良いようです。

肺炎は、状況によると命を落としうる危険な疾患です。ワクチン接種はとても重要です。

ぜひご相談ください。内科 医師

 
体重減少を目指して
調理の油量を考えてみませんか?

体重減少を目指して。
調理法の油を考えてみましょう。

ついつい、多くなる油。
油が多いと体を動かしても痩せにくいですよね。
現在、体重が多めで、体重を落としたいと考えている方、油の取り方を考えてみませんか?

油は一日大さじ2杯くらいにとどめましょう。
それにはやはり調理方法を考えることが大事です。
魚の、“あじ”を例にとってみましょう。
まず、あじの塩焼きは 一匹約120キロカロリーです。
同じ量のあじの唐揚げは、250キロカロリー
同じ量のアジフライは、 391キロカロリーになります。

アジフライとしてしまうとかなりのエネルギー量ですね。塩焼きに比して271キロカロリーのオーバーです。運動に換算すると、1時間半くらいの散歩をしなければ消費できません。

もう一つ、鶏肉について考えてみましょう。
焼き鳥2本は、176キロカロリーです。
同じ鶏肉の量の唐揚げは、227キロカロリー
同じ鶏肉の量のチキンカツは、352キロカロリーです。

体重のコントロールをするために、調理法の油を考えてみませんか?

『朝食多め、夕食軽く』が糖尿病患者さんに有益
同じ総エネルギー量でも、朝と晩の順番を変えると血糖値を低く抑えられます。

 
腰みがき
腰痛に対しては、運動療法を加え腰痛の治療、予防に努めましょう。

腰痛を経験された方は非常に多いと思います。今回は腫瘍、感染、骨折、ある種の内臓疾患などによらない、慢性的な腰痛に対する治療を考えてみたいと思います。従来腰痛の治療として、 ① 内服薬、外用薬や注射などの薬物治療   ② 腰椎ベルトなどの装具療法 ③ 温めたり、刺激したり、牽引したりする物理療法等が行われておりました。しかし一旦改善しても、ささいな事で再発してしまうことがありました。この理由のひとつに、体の要でもある腰部の柔軟性と支持力の低下があげられています。このことによる腰痛は、薬や物理療法で一旦痛みがとれても、日常動作で容易に傷つき痛みが再発しやすいということになります。これを改善していくためには柔軟性、支持力の改善を図る運動療法、いわゆる腰みがきが必要です。運動療法が有効であることは、すでに日本国内の多施設協力のもとで実施された調査からも明らかにされております。もちろんこのことは日本国内にとどまる事ではなく、アメリカ、ヨーロッパでも同様です。受身の治療から、より積極的な治療へ 静から動へ 運動療法を加え腰痛の治療、そして予防に努めましょう。 整形外科 医師

 
ピロリ菌って知っていますか?
ピロリ菌は、胃に生息する細菌です

ピロリ菌は、1983年にその存在が明らかになった胃に生息する細菌(バクテリア)です。胃には胃酸があり、強い酸性で食べ物を消化するため、細菌は住めないと考えられていました。ピロリ菌は、ウレアーゼという酵素を分泌し、胃の中をアルカリ性にすることで生存しており、それによって胃は傷つけられるのです。 現在ピロリ菌による病気として、慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍は明らかになっています。また、胃のポリープやマルトリンパ腫(悪性リンパ腫の1つ)の治療にもピロリ菌の除去が行われており、それによって70-80%は改善し手術しなくても良いことがわかってきています。また、胃がんでも手術後除菌をすることで再発率が下がるといわれています。 一度あなたもピロリ菌を調べてみませんか?  外科 医師

 
だらだらたべていませんか?
内臓脂肪を少しでも燃やし、ためないための生活のヒント③

ご飯を減らしたから、あるいは、朝ご飯がすくなかったから、
という理由で、食べ終わってすぐ、だらだらとお菓子やフルーツなど食べ続けていませんか?
食べ続けていれば太るのは当り前じゃない?
なんでだらだら食べないことが肥満を防ぐコツなのでしょう?誰でもわかることなのに。
そう思われるかもしれません。
しかし、だらだらと食べることが太りやすい体を作ってしまっていることが分かっています。だらだら食べると常に体の中には、食べ物をエネルギーとして蓄える働きがあるインスリンを出し続けます。このインスリンが出続けることが肝臓でのインスリンの効きを悪くして、体重が増えてくることになるのです。
次の食事の前にある程度の空腹感が必要です。この空腹感がインスリンの作用を高めて、肥満しにくいインスリン分泌動態を作ってきます。
一日3食、その間は、3時ころフルーツや牛乳のおやつ、これが理想的です。もちろん夕食は早めに食べてそのあとは明日の朝までいただかないということも、空腹感が出てインスリンを無駄なく効率よく効かせるのに大切です。
空腹感が大事???それじゃあ一日2食にしてみようかなあ。。。
まって、まって、これは危険です。あまりに空腹感が強くなるので一度にたくさん食べすぎてしまってかえって太ってしまいます。

さあ、あしたから一日3食おやつは一回(フルーツと牛乳で)。間は食べない!実行してみませんか? 内科 医師

 
早起きをしましょう!
内臓脂肪を少しでも燃やし、ためないための生活のヒント②

早起きをしましょう。
早起きをすると太りにくい体を作ることができます。

体重の増減には、食べた食事の量と使ったエネルギー量と自律神経系が関係しています。朝は自律神経の中の交感神経が活躍する場です。朝のうちに十分に交感神経が活躍すると体は基礎代謝が良くなり、エネルギーを消費する方に傾きます。遅く起きると、基礎代謝が低いまま半日を過ごす事になります。エネルギーも消費されにくくなってしまいます。昔から早起きは三文の得という言葉がありますが、早起きは、健康な体つくりにも欠かせないという事ですね。

あなたの周りで、宵っ張りの朝寝坊の人思い出してみて下さい。なんとなく体格が??なんてことありそうですよね。

なかなか習慣を変えるのは大変ですが、ぜひ早起きをして、エネルギー消費型の体つくりをいたしましょう。宵っ張りを改善して、体脂肪を減らしていきましょう。 内科 医師

      
 
肥満から遠ざかろう!
内臓脂肪を少しでも燃やし、ためないための生活のヒント①
肥満から遠ざかろう!
内臓脂肪を少しでも燃やし、内臓脂肪をためないための生活のヒント①

寝る前1時間以内はものを食べることはやめましょう。
昔から寝る前にものを食べると太るよといわれていたとおもいます。最近このことが科学的に証明されました。寝る前1時間以内に食べると“脂肪合成経路”が活性化されて脂肪合成のスピードが高まることが分かりました。すなわち、同じものを食べても、寝る前のほうがより効率的に脂肪が作られてしまうということです。

さあ、お仕事でお忙しい皆さんも、小腹がすく皆さんも、今日から寝る前1時間はたべないで!もちろん夕食も腹八分で行きましょう。
内臓脂肪を少しでもためないために
! 内科 医師